ピアジェの発達段階論とは?

ピアジェの発達段階論とは?

ジャン・ピアジェ(Jean Piaget)は、「子供は小さい大人ではない。子どもの思考は大人の思考と違う」ということを提唱した、スイスの児童心理学者です。

ピアジェの発達段階論とは、生まれてから成長するまでの過程を4つの段階に分類したもので、この各段階で見られる子供の特徴を知ることで、子供への理解が深まり、子供へのサポートの仕方などの悩み解決へのヒントになります。

トイズレンタではこのピアジェの発達段階論を参考としておもちゃの選定をしております。ここでは、トイズレンタの対象年齢である0歳〜4歳までに当てはまる発育段階をご紹介していきます。

 

感覚運動期

こちらは主に0〜2歳の時期に見られる発達段階です。

循環反応

循環反応とは、「足や指をしゃぶる」「気になるおもちゃを何度も触る」など、同じことを繰り返し行うことで自分の身体やものの存在を確かめる反応です。

対象の永続性

生まれてまもない子どもの目の前におもちゃがあったとして、それに布をかぶせて見えなくしてしまうと、子どもはおもちゃがその場所からなくなった!と思うのですが、実際になくなったのではなく隠れているだけ(物がその場所に存在している)と理解できるようになったことを対象の永続性といいます。

例えば対象の永続性を獲得していない子どもは「いないいないばあ」で手で顔を覆っている時、手の向こうは本当に消えてしまっていると思っているのですが、対象の永続性を獲得した子供は、手の向こうに隠れていることを認識できるので、「ばあ」で現れる瞬間を楽しんでくれるのです。

表象機能

表象機能とは、目の前にないものでも、自分が知っている物事を思い浮かべることを指します。たとえば、犬のぬいぐるみや写真に写った犬などを見たときに、本物の犬を思い浮かべて「どちらも犬だ」と理解している状態のことを言います。

延滞模倣

延滞模倣とは、物事や相手の手の動きや発声をまねできるようになり、今ここにないものの様子や出来事を思い出して模倣(真似)する行動を指します。表象機能との違いは、延滞模範は時間が経ってから模倣するところです。

 

前操作期

こちらは主に2〜7歳の時期に見られる発達段階です。

自己中心性・中心化

「自己中心」聞くと、わがままのようなイメージを持たれるかもしれませんが、発達段階での自己中心というのはちょっと違います。

この時期は、世界や物事を自分の視点からしか見ることができず、相手の立場になって想像することができないのです。例えば、自分が楽しいことは相手に楽しいと思っており、自分に見えないものは相手にも見えていないと思っています。

 

まとめ

ピアジェの発達段階論を知ることにより、子供の不思議な行動に対しての「どうしてこのような行動をするのか」というストレスや、どのように対応して良いかわからないという不安が和らぐのと同時に、子どもへの向き合い方のヒントになるかと思います。

トイズレンタではこのピアジェの発達段階論を参考にしつつ、お子さまの月齢や発達にぴったりの木のおもちゃをお届けしています。詳しくは、トイズレンタのホームページをご覧ください。

 

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